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2015.04.17 UP

公開シンポジウム第3回報告 「ワーク/ライフのマネジメント」

「ワーク/ライフのマネジメント」をテーマとするWEF第3回公開シンポジウムを3月24日(火)に開催しました

第1部では、この分野の第一人者である小室俊惠さんによる基調講演でした。

900社以上のワーク・ライフコンサルティングの実績から、企業や個人にとってのワークライフマネジメントの意義を働き方の改革を背景となる資料を提示しながら、わかりやすくテンポよくお話くださり、会場のみなさんは小室さんのお話に引き込まれました。

日本は、生産年齢の人口が多いボーナス期から働く人より支えられる人が多いオーナス期に急速に移行したことが問題である」という日本が置かれている状況や問題を指摘し、「だからこそ、企業や個人にとってのワークライフバランスのマネジメントの意義と改革を行っていく必要がある、家庭や私生活を充実させて限られた時間で最大限の成果を出すようにワークの質を上げる。ワークとライフの相乗効果を出せる組織を作ることが大切」というお話に会場は釘づけでした。

二児の母として活動的なワーク&ライフを過ごす小室さんご自身の企業・会社経営、部下の育成、パートナーとの関係などの経験談もユーモアを交えてお話くださり、女性のロールモデルとして学ぶことがたくさんありました。

 

第2部のパネル・プレゼンテーションのテーマは「ワーク・ライフのマネジメントが、新しい価値と活力をもたらす」で3名のプレゼンテーターのお話でした。

ギャップジャパン人事部HRシニアディレクターの志水静香さんはグローバルにビジネスを展開する企業において、「価値を実現するリーダーには、自分の能力を発揮できるチャンスや場を、自ら積極的に求めることが大切」という主体性のある働き方をアピールしました。

ニューヨークで活躍している3Dモデリング講師でありジュエリーデザイナーの松岡晃代さんは、ジュエリーデザイナーから3Dモデリング講師へと至った経験と最新の革新的な3Dモデリングの現状を紹介しました。

ユナイテッドアローズ執行役員経営本部副本部長兼企画部長の山崎万里子さんは、組織の中で自分らしくやりたいことを実現する働き方について話をしました。

「ベストでなく、ベターで良い」の考えに、救われたという方も多く、等身大のスピーチが、ロールモデルとして共感をよびました。

 

シンポジウム終了後は会場をUNcafeに移動し、親睦会を行いました。

 

とても充実していて期待を上回る内容で、もっとお話を聞きたいという声が多く、質のよい情報交換ができた交流会となりました。

 

アンケートでは、参加者の97%が大変満足、満足でした。

企業の経営関係者も多く参加いただき、「非常に学ぶことが多く、特に男性管理者に聞かせたい」「社員全員に聞かせたい内容だった。この講演を会社でも開催したい」「オーナス期の内容がわかり、具体的な対策ができた。」などの前向きなコメントを多くいただきました。